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     一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
    【第155号】 発行日:2004年10月4日

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【目次】
●「税金のEASY GUIDEで街づくりを考えよう!」 
          一新塾名古屋組 9期通信 近藤裕己氏
● 新しい時代を拓く鍵は市民のイニシアチブ!
第15期説明会開催中 【東京】10/12ほか 【大阪】10/16ほか
 
● 開催迫る!! 10周年特別講演 田中康夫知事講演会(10/9)

● 時代を創造するために、あなたはどう生きる?
   〜 学生向け『ライフワーク発見ワークショップ』(10/15) 
● 一新塾10周年記念 創設者大前研一講演会(10/30)
  「これからの10年!世界は、そして日本は?」

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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。

今回は一新塾「名古屋組」のメンバーで第9期通信科生の近藤裕己さんの
メッセージをご紹介させていただきます。
名古屋在住のメンバーが独自に勉強会を始めすでに4年が経ちますが、現場
に飛び込み、地域の問題解決にチャレンジしていく連鎖が続いています。

長期入院をきっかけに自分のミッションを問い、「何が何でも自分の地域を
元気にする」という志を持ち大手メーカーを辞めて商店街に飛び込みまち
づくりに奮闘中の方。
市民からの日本変革にはまず投票率アップからと投票済み証による選挙セール
のアイデアを発案。仕事の合間に全国を駆け巡り、先の参院選では全国的な
ムーブメントを巻き起こした方。

個人のミッションを軸に、情熱からはじまったプロジェクトがエネルギーを
持ち、着実に広がりを見せています。近藤さん発案の「税金のEASY GUIDE」
プロジェクトも志に共感した名古屋組メンバーの熱い応援をうけて、チャレ
ンジが続いています。

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「税金のEASY GUIDEで街づくりを考えよう」
                   
近藤 裕己(第9期生)

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昨年7月に9年間在籍した土木コンサルタント会社を退職した。退職を決め
た理由は私自身これ以上公共事業への無駄な税金の投入は避けるべきだと考
え、自分自身に税金の無駄使いのお手伝いをして飯を食っていいのかという
罪の意識が働いたからに他ならない。

今や国、地方合わせて700兆円、国民一人当たり550万円を越す借金があると
いわれているのに、相変わらず国民不在の公共事業が行われている。政治家
は常に市民の代弁者でありよき理解者でなければならず、行政職員は住民に
よきサービスを提供するよき奉仕者でなければならないはずだが、残念なが
らそうなっていないようである。

問題は補助金や交付税等に代表される行政サービスのお金の流れ(税金の流
れ)が複雑すぎて一般の市民に理解できないことが最大の要因であり、受益
と負担の関係が明確にできないことが市民が行政に不満を抱く原因だと私は
考えている。

つまり、この複雑なお金の流れを市民が見て理解できるものに変えていかな
い限り、市民の行政に対する不信感は取り除くことはできない。そして、そ
れを取り除くことができるのは税金で飯を食っている政治家や行政職員では
なく、税金を納めている当事者である私たち自身だということに早く気づか
なければならない。

昨年9月名古屋組の仲間である山下ともや氏の選挙応援をかねて宮田氏と共
に住民アンケート調査を実施し、市民の行政に対する疑問や不満を直接聞く
機会を得た。その結果、改めて市民の税金への関心の高さを痛感した。

その後は一新塾名古屋組の皆さんとも議論を交えながら、お年寄りから子供
にいたるまで誰でも理解できる“税金のEASY GUIDE”を作成することで
市民の税に対する関心をよりいっそう深めてもらいたいと考えた。そんな思
いから作成に際しては市民生活の要である家計と行政サービスをまとめた
予算書をいかに簡単に結び付けていくかに重点を置いた。また、海外比較
などもしながら単純で解りやすいもの、そして市民の生活目線を何よりも
重視した。

今後はこれを題材に子供向けには社会教育、大人向けには生涯学習としての
導入を図り、市民と一緒になって税金の使い道をわかりやすく解説できる予
算解体新書(税金フローチャート)を作っていきたいと考えている。

その後、これを選挙の投票の基準(市民版マニュフェスト)にして議員を選
出すると同時に情報公開を前提にした予算書評価システムを作成し、市民の
ニーズを予算に反映させ、予算が決まるまでの仕組みを単純明快に市民に解
りやすくお伝えできる新しい行政システムの構築を行いたいと考えている。

少子高齢化で税収の増額が期待できない今、市民に求められているのは、税
金でしかできない行政サービスは何かを市民自身で考え決めること。そして
自身でできることは自身でやる、税金は使わない。この議論ができる環境作
りを一刻も早く整えることが大事だと思っている。そして、この作業こそが
市民主体の街づくりの過程であり、その結果が一新塾が目指す生活者主権の
実現へとつながるのではないかと思う。

“税金の使い道は私たち市民が決める”

この言葉をスローガンに今後も活動を続けていきたいと思っている。

※一新塾名古屋組・・・・名古屋で学ぶ一新塾通信科生と卒塾生


●●●一新塾10周年記念 ●●◎●●◎●●◎●●◎●●◎●●◎ 
   創設者 大前研一 講演会
●●● 『これからの10年!世界は、そして日本は?』 ◎●●◎


10周年の節目に創設者の大前研一が新しい時代の到来に向けてメッセージ
を送ります。大きく転換している時代の潮流と市民パワーの可能性を存分に
感じてください。後半は青山貞一 一新塾代表理事より主体的市民が向かう
べき新たな10年に向けてのビジョンを語っていただく予定です。
■テーマ:
お申し込み★★ 『これからの10年!世界は、そして日本は?』
講 演:大前研一(一新塾創設者)
日 時:10月30日(土)13:30 開場
             14:00 開演 〜 17:00 終了
場 所:ニッショーホール東京都港区虎ノ門2丁目9番16号
参加費:3,000円





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