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一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
【第99号】 発行日:2003年8月22日
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【目次】
●草の根からの生活者維新レポート
「自分の考えで(=依存しないで)行動できるチーム活動が理想的」
中野道良氏(第12期政策提言コース)
●お待たせしました!第13期 塾生募集開始 11月1日開講
・8月28日 一新塾「行動実践型教育」説明会
・8月31日 一新塾入門ワークショップ
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一新塾ニュースの読者の皆様、こんにちは。事務局の森嶋です。
今回は「チーム活動」について、ご紹介します。
今回は、チーム活動のリーダーとして奮闘する12期生の中野さんに一新塾
のチーム活動を体験してみての率直な思いを語っていただきます。
中野さんはグラフィックデザイナー。政治に対しての意識を深めようとこの春
入塾されました。今回13期のパンフレットは中野さんのデザインです。
8月末にはチーム活動の正念場、「現場視察報告会」です。
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自分の考えで(=依存しないで)行動できるチーム活動が理想的
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中野道良氏
(12期政策提言コース)
自分の考えで行動する(他人に依存しない)−
言うのは簡単ですが、自分も含め、今の日本でこれを実行している人は極
めて少ないと感じています。親に依存するパラサイトシングル、大企業に依
存するサラリーマン、子供に人生を依存するお受験ママ… 私自身も勤める
会社の重大な意志決定を上司に依存したせいで、あやうく会社倒産の憂き目
をさまよったことがあります。
日本が競争力を失ったのも、借金大国になってしまったのも、あらゆる場
面で依存し、自分の頭で考えない国民ばかりになってしまったからだと思い
ます。まず「自分の考えで行動する人(依存しない人)」が増え自己責任で
生きるのがあたりまえにならない限り、いくら政策や制度の細かい話をうん
ぬんしたとしても、日本はちっとも良くならないのではないでしょうか。国・
地方を良くする政策を作るにしても、国・地方を形作っているのはやっぱり
人だからです。
そして「自分の考えで行動する人」になるために最も必要なことは、「個
人」レベルのある意味で素朴な「興味・関心・疑問」だと思います。「個人
(生活者)」レベルの「興味・関心・疑問」から出発しない限り、新しい政
策やアイデアは出て来ないのではないかと感じています。
ただ、自分自身の反省もふまえて言えば、「個人」レベルの「興味・関心・
疑問」を持ち合わせている市民があまりに少ないのが現状です(これが日本
の教育の問題なのか、調和を大事にする日本人独自のものなのかどうかはわ
かりませんが)。テーマとなる「興味・関心・疑問」(一番最初のフラッシュ
アイデア)がしっかりしたもので、ライフワークになるぐらい好きなもので
あれば、チーム活動であれ起業であれうまくいくんじゃないでしょうか?
一新塾での我々のチーム活動でも、自分も含めてもっと積極的に行動すべ
きだと痛感しています。あれこれらちもなく考えたり、自分のテーマと合わ
ないとか言う前に、ほんの少しの好奇心でいいから行動していいんですよね。
わがチームも「内閣府主催の構造改革特区セミナー」への参加、「高齢者・
障害者支援するNPOコスモス」「そのNPOが活動する地域を特区申請した千葉
県庁」への訪問、「埼玉県の介護系NPO結(ゆい)」への視察と徐々に展開し
つつあります。当初のテーマから方向転換した部分も少なからずありますが、
私個人としてはどれも初めての体験。もっといろんな場所や人に出会って、
何か面白い発見や活動ができれば、と考えています。
我々チームでも初めの頃「沖縄の特区を視察しよう!」という声が挙がっ
たりしましたが、結局は行かずじまい。口で言うことと行動するのはまった
く違うことを、改めて思い知らされました。実際自分の目で現場を見るとい
ろんな発見や感動がありましたから。
一新塾のチーム活動でいえば、「自分の考えで行動する(依存しない)」
メンバーが、個人の「興味・関心・疑問」をもっと乱暴にぶつけ合ってテー
マを決めて活動すれば、きっと意義のある活動・提言ができるような気がし
ています。自分としても今の時点での反省は、まだまだメンバーとぶつかり
合っていない(=依存している)ことですから。
(了)
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一新塾プログラムは「講義」と「チーム活動」の2本柱です。
チーム活動では、「政策提言」「事業計画立案」に挑むわけですが、年齢
も職業も違う方同士での活動は試行錯誤の連続。壁はどんどんやってきます。
教室は毎日フル稼働。毎晩、チームが入れ替わってはミーティングが行われ、
土日も各チーム現場視察に奔走しつつ報告会を迎えます。
この内容はHPでもお知らせしますのでお楽しみに。 (森嶋)
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