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一新塾ニュース 〜今のニッポンを変えろ!〜
【第96号】 発行日:2003年 7月30日
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一新塾ニュースの読者のみなさま、こんにちは。
前回は突然の号外ニュースで読売新聞の記事をみなさんにお届けさせてい
ただきましたが、ご覧いただけましたでしょうか?
新聞記事→ http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/46/nation28.htm
市民の声を社会に反映していくための実験を繰り返している一新塾としては、
大変嬉しい出来事でした。
先日発表された政府の知的財産戦略本部の政策の指針となる『知的財産戦
略推進計画』。その中に2002年2月に一新塾の授業で尾身議員に提言させて
いただいたアイデアと同じものがありました。
今回の提言は、普通のビジネスマン・OL(金融、商社、コンサル、IT、
製造、特許業界)の方や大学生などの一新塾生による提言です。
「普通の市民でも、政府の国家戦略に関わる道がある」と希望を持たれた方
もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、この背景をお伝えさせて頂きます。
「普通の市民でも国家戦略に関わる道がある!」
■一新塾の授業に大臣が?国政に影響をもたらす方に提言を!
一新塾では、国会議員や自治体の首長に講義にお越しいただいた際には、
必ず自分たちの政策を現場の第一線で活躍されている議員の方々に提言
させて頂いています。これまで、野党議員の方が比較的多かったのですが、
「8期は国政に実際に影響力を持っている保守派の議員の方にも来ていた
だいて、直接提言しよう。」という方針で依頼させて頂いた結果、
尾身幸次議員や山崎拓議員、国政の中枢で活躍されている方に続々と
一新塾にお越し頂き、普通の市民である塾生が提言する場が実現しました。
■提言まであと10ヶ月、求められているビジョンは?
8期生は2001年の4月に入塾しました。この提言をされたチームは5月頃
から「知財政策」を焦点にしてきました。2002年2月の提言に向けてスタート!
日本の経済不振に対して、政策として求められているのは何か。最終的に
は民間で取り組めることは政府で行う必要はないのだから、政策でしかで
きないことに内容を絞り込もう、と最終的な提言の形にしてゆきました。
さまざまなバックグラウンドのメンバー(金融、商社、コンサル、IT、
製造、特許業界、大学生 )による取材や調査、そして一新塾での授業や他
の塾生との議論やボランティアスタッフの協力。知識が十分にあった分野で
はなかったのに、チームで勉強して、卒塾式では13チームの中から大前賞を
ゲットされるまでになりました。
■尾身科学技術政策担当大臣(当時)への提言は、始まりだった!
いよいよ10ヶ月あまり練り上げた提言を聞いていただける機会がきました。
大臣に直接提言できるということで緊張感も漲ります。プレゼン時間は8分。
パワーポイントで分かりやすい図を駆使してのプレゼンは何度も繰り返して
きており、準備は万端。提言のポイントはふたつ。
・特許審査10ヶ月の完結法案=エクスプレスコース創設法案
・特許裁判6ヶ月完結法案=特許侵害保護の法制度改革
明確な具体的数値目標を示しました。尾見議員は正面からしっかりと聞いて
頂き、次に足りない視点や御自身の考えを率直に答えてくださいました。
■提言はどこに持って行くか?それが鍵だ!
次の課題は、この提言をどこに持ってゆけば、実現可能になるのか、道をつ
けることでした。政策は作成後にどう実現させるかが正念場。この提言をい
ろんなところに紹介し、ついに9月には、内閣府、10月には知的財産権国
家戦略フォーラムで提言する機会を得ました。フォーラムの有識者の中では、
こうした発想はなかったとのことで新鮮に映ったようです。
その結果、そのアイデアが『知的財産戦略推進計画』に活かされ、このよう
に市民の提言でも政策に反映されることができたのです。
一新塾事務局長 森嶋 伸夫
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◆最新講義録アップ!
6月18日には日本にフィルムコミッションを広めた立役者である
前澤哲爾氏に「市民プロジェクト」を成功に導く秘訣をご講義いただ
きました。HPに講義録をアップしましたので、ぜひご覧下さい!
http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/kogiroku/kk_030618.html
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自己変革、社会変革のチャンス!
一新塾2003年夏の特別イベント開催
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一新塾では2003年夏の特別イベントとして下記の一般公開講座を開催します。
“新しい時代を切り拓くための市民からの行動のヒント”をお伝えします。
ぜひ、ご参加ください。
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■「市民がつくるマニフェスト〜青梅スタイル」(8/7)
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市民主導のマニュフェストづくりを青梅で実践された「青梅スタイル」代表
の舩橋伸介氏をお招きしてのマニフェスト勉強会を開催します。
日本は中央集権の限界が露呈し、未だ閉塞状況から抜け出せない状況ですが、
打開策として地方主権によせられる期待もますます大きなものになってきて
おります。こうした地方主権の潮流の中、市民主導でマニュフェストづくり
を実践された青梅での実践を舩橋さんにじっくり語っていただきたいと思い
ます。
日 時:2003年8月7日(木)19:30〜21:30
会 場:一新塾教室(東京都港区芝3−28−2カスターニ芝ビル2F)
[地図]http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
講 師:舩橋伸介氏(青梅スタイル代表)
参加費:1,000円(当日受付にて承ります)
詳 細:http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_2003_7_8.html#1515
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■「米国公務員の霞ヶ関体験記」 (8/8)
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最近では、新聞、テレビで官僚に対する批判を聞かない日はないと言ってい
いくらいに、官僚への信頼は地に墜ちています。
しかし、一昔前には、我が国の経済的繁栄をもたらした主役として官僚が脚
光を浴びたこともありました。また、一新塾では、バッシングで自信を失っ
た官僚の志気を高揚させることで、その能力を引き出していこうという試み
も始まっています。
そこで、今回は、少し視点を変えて、マンスフィールド研修員として来日中
のアメリカの公務員二人をお招きし、米国公務員の視点で見た日本の官僚の
実態、米国公務員との比較等についてお話を頂き、官僚について会場の皆さ
んと一緒に考えていきたいと思います。
(*なお、今回は忌憚のない意見交換を行う趣旨から、会場での発言は
オフ・レコということに致したいと思いますので予めご承知下さい。)
日 時:8月8日(金) 19:30〜21:30
ゲスト:Keith Krulak氏
(マンスフィールド研修7期生、米国財務省。 昨年9月より、
経産省、内閣府、議員事務所等で実務研修)
Paul Linehan氏
(マンスフィールド研修7期生、米国国防省。昨年9月より、
財務省、内閣府、議員事務所等で実務研修)
* 使用言語は日本語で行います。
内 容:[1]ゲストの霞ヶ関体験談
[2]ディスカッション
・ 日本の官僚は優秀か?
・ 公務員のモラル
・ 官僚機構の日米比較
・ 日本における政治任用の可能性 等々
会 場:一新塾セミナールーム
[住所]東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
[地図]http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
参加費:1,000円(当日受付にて承ります)
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