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一新塾ニュース 〜今のニッポンを変えろ!〜
【第94号】 発行日:2003年6月19日
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●トップランナーからのメッセージ 〜第12期講義より
「チャレンジドを納税者にできる日本」
講師:竹中ナミ氏(プロップステーション理事長)
●草の根からの生活者維新レポート
〜第12期大阪勉強会がスタート!
●道州制.com主催「第2回道州制サロン」イベントのご案内
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■■ トップランナーからのメッセージ
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「チャレンジドを納税者にできる日本」
講師:竹中ナミ氏(プロップステーション理事長)
第12期としては第1回目の講義となる5月28日。既存の福祉観とは
異なるスローガンを掲げる社会福祉法人プロップ・ステーション理事長、
“ナミねぇ”こと竹中ナミ講師に神戸からお越しいただきました。
ナミねえさんは、重症心身障害者の娘さんを授かったことをきっかけに
「自分の力で、自分の娘や同じような障害をもつ方達を守れる社会にする
までは死ねない。」思われたそうです。
「障害者の『出来ないところ』にばかり注目し、マイナスを数えてそれを
埋めるのが福祉あるいは社会保障、というのが現在の日本の福祉の概念。
でも、障害のある方にも能力や可能性があることを、私は色々な『チャレン
ジド』の方々と出会う中で知りました。それだったら『社会の方を変えたら
ええねん!本当の福祉は眠っている可能性を引き出すこと。』」と新しい
福祉観で精力的に活動されています。
先月発売された「ラッキーウーマン」マイナスこそプラスの種(飛鳥新社)
はナミねえさんの生い立ちから始まり、現在の株式会社フェリシモ、兵庫県、
神戸市との協同プロジェクトや、政治家や官僚の方々と取り組まれている
新しい法案「ユニバーサル社会基本法」を作成することになった経緯などが
書かれています。「市民が新しい道を開く」とはどういうことか、を実感
できる内容です。
★「チャレンジド(障害者)」や高齢者が元気と誇りを持って働ける国にし
よう」と活動されているナミねえさんの活躍ぶりを写真入の講義録で
ご紹介しています。
→ http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/kogiroku/kk_030528.html
■■ 草の根からの生活者維新レポート
■■ 「第12期 大阪勉強会(通信科)がスタート!」
さる6月14日、12期生の方より関西地区でも顔を合わせて議論でき
る場をぜひ作りたいとのご要望をいただき、関西地区の一新塾生による勉
強会のオリエンテーションを開催しました。
当日は12期生、卒塾生、事務局、片岡勝氏(市民バンク代表、一新塾
代表理事)、鈴木崇弘氏(阪大フロンティア研究機構副機構長、一新塾理
事)が集まり、大阪の勉強会の今後の方向性について、勉強会のシステム
づくりについてディスカッションしました。
今期のテーマが「現場主義が日本を変える!〜主体的市民への道」である
ということ、新しい「一新塾コラボレーションモデル構築」を目指すこと
を踏まえ、現場視察と具体的なコラボレーションの話が持ち上がりました。
・社会起業家とのコラボレーション
〜片岡勝氏の問題解決ビジネス「豊中インキュベーションセンター」に
関わっていこう
・一新塾OBの市会議員の方とのコラボレーション
〜草の根議論を議会へ橋渡ししていただこう
・まずは、現場視察に出かけよう
〜高知県「グリーンピア土佐横浪」のハコモノ利用の視察
一新塾講師に来て下さった方の現場を視察
自己紹介、一新塾ガイダンス、など話をしている内にメンバーのエネルギーが
どんどん出てきて、一人一人が自分の一歩を踏み出していこうと輝いてきまし
た。次回(7/5)は資料を持ち寄って、お互い具体的な夢を語り、今期の目
標を決めようということになり、今回は終了致しました。
事務局もこの志に応えていこうと思います。次回の報告もお楽しみに!
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