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       一新塾ニュース今のニッポンを変えろ!
 
         【第84号】  発行日:2003年4月11日

      HPリニューアル! http://www.isshinjuku.com/
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【目次】
 ○一新塾第10期卒塾式レポート     大前研一氏講義(一新塾創設者)
  ・第10期生への政策提言指導
  ・講義「今のニッポンを変えろ!〜残されたあと2年、我々は何をすべきか」
 ○一新塾から耳より情報〜一般公開講座「市民がつくるテレビ」(4/14)ほか
    http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_yotei.html
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みなさん、こんにちは。
一新塾では4月5日に第10期卒塾式を行いました。一新塾の創設者である
大前研一氏には、思いの限りを込めていただき日本再生のシナリオを語って
頂きました。
今回は、その卒塾式の模様をご紹介させていただきます。

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■■10期卒塾式&大前研一氏講義の概要

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大前研一氏による政策提言指導
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  ●第10期生からの政策提言発表
 (1)「移民・外国人受入れによる農業再生のための政策提言」
     過疎化する日本農業の活性化のために外国人を雇用・育成する。
 (2)「ゼロ・エミッション公共交通のすすめ」
     お台場にターゲットをおくプラン
 (3)「ふたりっ子政策(少子化問題)」
     政策提言 こどもづくりを推奨し、活性化図る
 (4)「チャータースクール導入による教育規制緩和策」
     新しい教育規制緩和策
 (5)「スポーツクラブと高齢者・幼児施設のジョイントプロジェクト」
     ヒューマンルネッサンス
  ●大前研一氏のアドバイス
 (1)構想のロジックは良し。現実的には農業というものは生易しいもので
はなく背景・教育・文化・ノウハウ全てが結集しないとムリ。日本は
    土地が狭く、農業には適さない。 外国人に来てもらうよりは、むしろ
    日本の農家が海外に出ていって土地を輸入するという発想はどうか。
 (2)中央に首都湾岸道路もあり鉄工団地、コンテナヤードのあるお台場を
    選ぶのはおかしい。こうしたらいいという結論を出す前のステップが
    欠けている。それが、なぜ日本でうまくいかないのか。次に行政的にど
    ういう手を打って、さらに阻害要因を取り除くために誰に提言すべきか
    のステップを経て提言してはどうか。
 (3)問題認識と「ふたりっ子政策」という提案はいい。兄弟がいるほうが
    競争社会に強くなる。税制の提案はいいが、優生保護法や性病の問題
    は関係ないのでは?価値観の問題として提案するのがよい。あとの原
    因は住宅問題という側面もある。
 (4)教育政策に関しては、タイタニック号の中で椅子の並べ替えをするよう
    なものは意味がない。学校でのブレーンダメージを最も受けないで卒業
    をした人が21世紀に求められる人材となるのでは。
 (5)ライフスタイルを変えることで、日本で可能な選択肢は増える。今、長
    野県知事に提案しているが、ウィークエンドハウスというライフスタイ
    ルはどうかと。ヒューマンルネッサンスというからには、このくらいの
    ことを提案したらどうか思うが。
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大前研一氏講義「今のニッポンを変えろ!」
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  ● 前半:「今の外交問題」
   ○全米同時多発テロ9.11から始まった世界変動
    アメリカ・イラク・北朝鮮・中国/イデオロギー崩壊/自衛隊問題
    /戦後民主主義
 --<一部抜粋>-----------------------------------------------
     9.11の事件以降、アメリカはホームランドを守る外交政策に変っ
    てしまった。国連無視、テロリスト支援する疑いがある国は悪であると
    いう外交である。 
     日本政府の国連中心平和外交、日米安保重視の外交とは大きな隔たり
    がある。日本には日米安保以外にガイドライン法があり、周辺有事には
    アメリカの後方支援をするとなっている。この周辺国には中近東の国々
    も含まれ、今回のアメリカ支持はまさに周辺有事なので日本には選択の
    余地が無く、論理矛盾の無い日本の外交である。
     敵がテロリストである場合、アメリカだけが握っている情報を国際会
    議に出したら情報がばれる。よって、アメリカはこれからNATOなど
    全ての国際機関で意思決定をしようと思っているところから撤退しよう
    とするだろう。
     ブッシュは「今、ためされているのは国連がアメリカに役に立つのか
    どうかだ」と言った。これからの日本の外交はアメリカとはどのような
    国であり、どのような距離で付き合うかを見極めていくのが大事である。
     アメリカとべったりで矛盾を感じない外交はゼロからやり直したほう
    がよい。
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  ●後半:「日本・そして世界のことを想う
   ○20年の間の著作より
    経営戦略・企業経営・問題解決/構想力/脳/社会・金融・経済・税
    /ITネットワーク/企業
   ○21世紀を支配する経済体系に関しての考察
    85年以来/冷戦以後/指導者たちの勘違い/経済・資金調達のボーダーレス化
    “マーシャルのKは定数ではなくなった。”
   ○高齢化の経済学
    少ない資金ニーズ/デフレ要因/遊び方を知らない世代/GDP成長率
    /トヨタの策略

★詳細は写真入でHPにてご紹介しています→ http://www.isshinjuku.com/

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■■一新塾からの耳より情報4つ!

●一新塾第12期説明会中!
  詳細・申込≫≫http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
  日 時:2003年4月13日(日)16:00〜17:30
         4月16日(水)21:00〜22:30
         4月23日(水)19:30〜21:00 ほか随時開催中
  会 場:一新塾セミナールーム(東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F)
      http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
  参加費:無料

●市民がつくるテレビ
 パブリックアクセスチャンネルを全国に広げよう!【無料セミナー】
 イラク戦争におけるメディア報道のあり方が問われています。以下
 の講座はメディアと私達の関係を考えるきっかけになると思います。
 ぜひご参加下さい。
  詳細・申込≫≫
  http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.html
  日 時:2003年4月14日(月)19:30〜21:30
  講 師:前澤哲爾氏(映画プロデューサー・一新塾OB)
  会 場:一新塾セミナールーム
      (東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F)
      http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
  参加費:無料

●発信する力! 〜ホームページ作成・活用講座〜
  詳細・申込≫≫
  http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.html
  日 時:2003年4月17日(木)19:30〜22:00
  講 師:林冬彦氏(ウェブプランナー)
  会 場:一新塾セミナールーム
      (東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F)
      http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
  参加費:2000円

●今、マスコミ報道のあり方を問い直す!〜 映画「A2」上映会
  詳細・申込≫≫
  http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.html
  日 時:2003年4月25日(金)19:30〜22:00
  ゲスト:安岡卓治氏(「A2」プロデューサー)
      前澤哲爾氏(映画プロデューサー・一新塾OB)
  会 場:一新塾セミナールーム
     (東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F)
      http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
  参加費:1000円



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