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          一新塾ニュース  【第80号】 
            発行日:2003年3月11日
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【目次】
 [1]ワークショップ『子どもに接して、大人も育つ』実現に向けて
                     桐野吉弘氏(第11期生)
 [2]イベントのご案内
 [3]一新塾から耳より情報
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ワークショップ『子どもに接して、大人も育つ』実現に向けて
                       桐野吉弘氏(第11期生) 
先日、東京都三鷹市立第4小学校の貝ノ瀬校長とお会いし、お話をうかがっ
てきました。これは、昨年一新塾の企画コンテストで私たちのチームが見事
イベント開催権を獲得しましたので、その開催のための取材が目的でした。
三鷹市の広報誌を通して、この小学校が保護者や地域の方を教育ボランティ
アとして迎え、素晴らしい取り組みをされていることを知り、そのボランティ
アの代表をされている小澤さんという方に連絡をとり、実現しました。

 教育ボランティアの数は3年目の現在150名を越えていて、中には青年
会議所のメンバーや企業の社会貢献部門の方もいらっしゃるとのこと。この
学校の最大の特徴は、校長が最初に地域の人々への教育参加を呼びかけたも
のの、現在はそのボランティアの方々に独立してもらい、自走するように仕
向けている点です(4月にはNPO化も決まっています)。そうすることによっ
て、一つの学校や、子どもたちだけが対象というところにとどまらず幅広い
活動への発展が期待できると思います。貝ノ瀬校長の願いは、「夢のある教
育環境と多様な教育活動を学校単独ではなく、家庭や地域と共に創り出す開
かれた学校づくりを推進することにより、子どもたちの「生きる力」を育む
コミュニティースクールを作っていく」
ことだそうです。実際にお話をうか
がうことで、これだけ熱意があり、柔軟で、行動力のある校長がいれば、本
当の意味で「コミュニティーのための学校」が実現できるのだなぁと感じま
した。
 先進的な取り組みをされている現役の校長先生に来ていただくことが決ま
り、俄然このイベント(詳細については下記の通り)が盛り上がる気配を見
せている今、これまでのことを振り返ると、その道は決して順調ではなかっ
たように思います。自分に縛りをかけるつもりでやらせていただいたチーム
リーダーでしたが、それぞれ仕事やその他の活動に忙しいメンバーの方を一
つの方向に向かわせるのはお互いのモチベーション維持がとても難しいと実
感しました。ただ、さまざまな価値観、知識を持ったもの同士で進めていく
ことは、自分だけで考えたり行ったりするよりもはるかに良いアイディアや
素早い実行を生むことや、喜びを共有できる醍醐味があることもあらためて
感じることができました。
実際、三鷹の取材の後は、取材に行った3人が一
様に充実感、達成感にあふれていたように思います。これからもきっといろ
いろ大変だと思いますが、イベント実施という目的が、はっきりしている分、
そこに照準を合わせてみんなで頑張っていきます。ぜひイベントに参加して
いただきますようお願いいたします。  

★★イベントの詳細★★
ワークショップ『子どもに接して、大人も育つ』
〜子どもたちのために私たちができることを考える〜
実施日:3月30日(日)13:30〜16:30
会 場:一新塾セミナールーム
   東京都港区芝3−28−2カスターニ芝ビル2F  
   TEL : 03-5765-2223
   地図:http://www.isshinjuku.com/01issin/i_chizu-1.html
内 容:【第1部】 ワークショップ「お互いのアイディアを引き出そう」
    【第2部】 活動事例から学ぶ
    (1)「おはなしの森」 〜できる人が できる範囲で〜
        文京区立誠之小学校の読み聞かせグループ代表:安島さん
    (2)「夢育の学び舎」 〜学校づくり は 街づくり〜
        三鷹市第4小学校校長:貝ノ瀬さん
        夢育支援ネットワーク事務局長:小澤さん
    (3)「市民講師ナビ」 〜誰でも先生、誰でも生徒〜
        NPO法人 愛知市民教育ネット:安井さん
参加費:1000円(当日受付にて承ります)
定 員:50名
申 込:下記フォーマットをiss@isshinjuku.com宛にお送りください。
<主催者プロフィール>
私たちは、特定非営利活動法人「一新塾」11期生として、主に「地域と教育
の接点」を考えるチームで活動しています。今回のワークショップはその活動
の一環として行わせていただきます。


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