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一新塾ニュース 第71号
発行日:2002年10月22日
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一新塾・誌上ライブ!
片岡勝氏『食える市民運動〜市民運動で売上高10億円』
(2002年10月6日)
■冒頭:20年前「会社を辞めたきっかけ」の話から、驚きの始まり?!
大手金融機関に勤めていた20年前に「先見性」を持ち、自由で社会的影響力もあり創造性を自分自身が感じられる生き方をしようと決め、管理職になる直前に辞職を決意!
しかし、その時は何をするか、何も決めていませんでした。
「先見性」を探求する片岡氏の現在の結論「20世紀は金の時代だったが、21世紀は知恵の時代だ」とユダヤ人のネットワークと知恵ある生き方を例にびっくりするような事実を話される。
■中盤:1%より50%のリスクをとって生きろ!
スイスのIMFの国際競争力ランキングで現在日本は30位。それなのにいまだに1位、2位の意識で日本人は生きている。自分の人生についても甘くみているのではないか?
サラリーマンにはものすごいハンディがある。すでに価値は国境を超えている。生き残れるのか?これからは、そんな時代の中で自分自身のテーマをみつけてゆくことが大切。
そして片岡氏は自分のテーマを熱く語ってくれ、「新しいことしかしない生き方はこうやって実行している」と斬新な知恵を披露。この20年新しい価値を創造し続けてきた片岡氏からでてくるリアリティは迫力があり何より自らのテーマを実践し、リスクをとって生き続けるすごさを感じました。人生の目的である「ソーシャルイノベーション」というラジカルな夢を語られ、会場は圧倒されっぱなしの中で講義を終えられました。
■質疑応答:目が覚めるような事態への喝破!
会場にはすでにNPOの活動やリスクをとりながら地域で活動されている方な
どからたくさんの質問が寄せられました。NPOと企業の境がなくなってきてい
ることへの疑問なども質問され、切実なみなさんの想いが感じられる場となりま
した。そのひとつひとつに対して、片岡氏は丁寧にしかも簡潔に方針を出され、
迷い、疑問を喝破してくださいました。
その気持ちのよいほどの応答には会場から笑いが出るときもあるほどでした。
事実を見抜き、経験と先見性からくるリアリティある知恵は本当の生きる力であ
りエネルギーなのだと思わずにはいられませんでした。