一新塾9期・吉田博則
◎一新塾はガチンコ・プレゼンの場である。 一新塾って、いろんな職種のいろんな視点からお互いの意見をぶつけ合う大部屋みたいなものです。評論するのではなく提言する場、というのも気に入っています。私自身テレビコマーシャルのディレクターをしていますが、地方自治に興味を持ち入塾し、道州制チームを立ち上げました。片っ端から道州制に関連すること、行政改革に関する手法など学び、提言に結びつけてきましたが、なんだか一つモノ足りません。 ビジネスの場合、plan-do-check(設計-実行-検証)のリピートで物事を進めていきますが、なぜかこの手の活動は、plan-plan-planになってしまいますね。自分の中で問題を完結しようとして、なかなか行動に結びつかない。これはイカン!と言う訳で、考え過ぎるより体を動かしてみようと考えました。 ◎私の故郷(ふるさと)は福岡県福岡市である。 地方自治に関心を持ちながら、オレって自分の故郷のこと知らな過ぎるかも。仕事や里帰りの為、福岡市のことはある程度分かっているが、それ以外の地域のことは全く未知のままではないか!と唖然としました。そうだ、未知なる福岡県をいつもと違った視点で旅してみよう! 行動1. 白いポロシャツにロゴマークをプリント。 「地域貢献プロジェクト・ミーツミーツ・吉田博則」 ロゴ参考・・・ http://members.jcom.home.ne.jp/yoshida7/ いろんな生活者に会って会って話してみようという極私的プロジェクトです。 行動2. 地域生活者満足度アンケート調査。 心vsモノの満足度、プライベートvs仕事の満足度、4つの指標をレベル10で自己評価。困っていること、実現したいこと記入。 アンケート内容 http://members.jcom.home.ne.jp/dosyu/q.html 私にとって未知なる北九州市小倉区旦過市場前で実施。未知なる人々に結構立ち入った質問を投げかけるという未知なる修行。反応は千差万別、快く話す人あり、奇異な目で見る人あり、差し入れする人あり。普段触れない人情にも触れ、ドキドキ・ワクワクの体験。 --->他の人々との連携を楽しんでいる人ほど、満足度が高い。 行動3. 連邦制を唱えるキャプテン九州と交流。23人の市議会議員による超党派集団。定期的にイベントを企画実践。中央が許認可持っているのは変!このまま陳情政治でいいの!?というテーマで親しみやすい寸劇を自作自演。九州各地の地元紙よりたびたび報道され道州制の普及に大きな役割をになっているグループです。 --->中央まで足を運ばなくていい政治にしようよ、という動機づけだと道州制も俄然分かりやすくなる。 行動4. 大牟田市の地域通貨「コール」と交流。参加者100人以下の福祉を中心とした心の通貨。商店街の一角に「よらんかん」というスペース、障害者が中心となり運営。小さいながらも「できる人」と「欲しいひと」が出会えるシステムを実践。「草むしりできる人求む。当方、競馬の予想指南します。」とか、「肩もみします。」「車で送迎します。」「着物の着付けできます。」など、 --->普段、申し出ることがなかったようなお互いの助け合いが、地域通貨という媒体が入ることによって、実現可能になる。 ◎合い言葉はミーツミーツ。 こちらが、会って会って話してみようと思っていると、なんだかそっちの方向に進んでいくものなんですね。普段は、やりなれた自分の仕事関係で予定調和的に物事が進み、よっぽど困難が立ちはだかる時以外はそれほどドキドキしない。モノ造りに携わっているから、ワクワク感はいっぱいあるけど、案外、狭い世界に留まっているような気がします。 違う仕事、違う考えを持った個人と個人が会って話して影響を与え合う。その先には、一緒に物事を運営するという新しい連携が待っています。自分から行動を起こして共感する相手との関係を作っていかないと、新しいストーリーは始まりません。こんなコトを実感するミーツミーツの旅になりました。 待てよ・・・ よーく考えてみると・・・ 一新塾に入塾した瞬間から いつもと違った視点の旅、ミーツミーツは始まっているーっ! 塾生の道州制 http://members.jcom.home.ne.jp/dosyu/ 私個人の仕事サイト http://members.jcom.home.ne.jp/yoshida8/ 私個人の遊びサイト http://zzzhzzzh.hoops.ne.jp/ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■編集室より 「道州制チーム」のリーダーを務める吉田さん。チームで中村敦夫参議院議員 や山田宏杉並区長に提言をぶつけるなど活躍中です。 (近藤) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――