一新塾ニュース  第28号
発行日:2001年7月12日

「こだわりの品定め」
近藤 芳樹(一新塾事務局)

洋服でも、パソコンでも、マイホームでも、こだわりのあるものほど気に入ったものを選びたくなりますよね。チラシを何枚もチェックして、気に入ったものがあればお店に入って、いろいろと商品を見比べたり、試着をしたり・・・。「最近の流行はこれですよ」って店員さんに勧められて迷っても、こだわりがあるほど「やっぱりこっちでお願いします」って最後は自分が納得いくものを選んじゃうんですよね。我々の代表者を選ぶ選挙っていうものも、こんな風に欲しい商品の「品定め」をすることと同じなんじゃないかなって思います。

選挙が始まると選挙公報が配られますよね、あれはチラシやカタログのようなもの。ビラ配りはそのまま駅前のティッシュ配りかな。街頭演説はさしずめ店頭販売でしょうか、それともショーウインドウに飾ってあるマネキン人形?公開討論会やタウンミーティングは新作発表の展示会や百貨店の地下でやってる○○フェアみたいな感じ(笑)。
商品のよさを懸命にアピールするお店屋さんの話を聞いているだけじゃそれが本当に自分にあった商品かどうかわかりません。選挙でも、自分のよさを懸命にアピールする候補者が、本当に自分が望んでいる人かどうかを判断するには、自分から「品定め」に動いてみることです。

先日、池袋で行われたとある選挙関係のイベントに参加してきました。そのイベントには比例区から出馬予定の候補者が7名出席していて、元放送作家、ネット上にコミュニティを作ったベンチャー企業家、地域教育の活動を35年間やってきた方などなど、皆さん第一線で活躍されている方ばかり。自らを活かせる居場所を捨ててまで参院選出馬を決意したのだから、きっと参議院議員として何をやりたいのか、それを実現する為に何をやるべきなのかというミッションと戦略を具体的に持っているに違いないと期待しました。ところが話を聞いていてもそれが少しも伝わってきません。もやもやしたまま会は終了、そこでエイヤっと勇気を出し、退出前のある候補者に「なぜ参議院の比例区なんですか?」と質問してみたんです。「誰かが声をあげないとね。今回お話をもらった時に“あぁこういう道もあるんだ!”って気づいたの。」この候補者が新たなチャレンジをはじめた意欲は感じました。と同時に、僕が今回の選挙で「欲しい!」と思っている代表者ではないことも。「このメガネいいな」と思って試しにかけてみたら「あっ、違うな」ってわかってそのまま棚に戻したようなものです。

僕も今回のイベントに参加するまでは、選挙といってもテレビや選挙公報をただ何となく見ているだけでした。結婚式の引き出物ではありませんが、カタログだけ見て選んだものは結局愛着もなくタンスの肥やしになってしまうものです。でも、ちょっとお店をのぞいて商品を手にとってみると、「少しでもいいものを」と自然と「品定め」にも力が入ります。今日から選挙戦が始まりました。お店も開いているし、店員さんも親切に接客してくれます。いろんな候補者を見たり、直接質問したり、しっかり「品定め」をして自分自身にあった代表者を選びましょう。店員さんに「イマドキのはやり」をすすめられても、最後は自分のこだわりで「やっぱこれにします」って決めたいですね。



■編集室より

21世紀初の国政選挙がスタートしました。
皆さん自身が感じたこと、体験したこと、行動したことなどなど、皆さんの品定
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                        一新塾ニュース編集担当 近藤芳樹


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