<東京・大阪・名古屋・仙台・通信>
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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 649号 】 発行日:2017年2月28日
   http://www.isshinjuku.com/
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■塾生活動レポート
『いくつになってもやり直しを応援する社会へ』
   一新塾第37・39期 東京本科 堀雄一

■3月より体験セミナー&説明会 予約受付中
     <東京・大阪・名古屋・仙台>
◎東 京:3月18,29日、4月1,5,8,12日
◎大 阪:3月25日(土),4月29日(土)
◎名古屋:3月26日(日),4月30日(日)
◎仙 台:4月2日(日),5月3日(水祝)

◎通 信:随時、お電話で個別説明します。

一新塾体験セミナー申し込み
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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

 今回は、一新塾第37・39期生の堀雄一さんのメッセージをお届けいたします。堀さんは、元プロのミュージシャンで、現在は個人コンサルタントとしてご活躍です。
「仕事探しで何度か苦労しましたが、自分が苦しい状況のときにはいつも誰かが手を差し伸べてくれました。これからは、私自身が手を差し伸べる側になりたい」との思いで、一新塾で同志と共にプロジェクト立ち上げ。シニア向けのキッザニアのビジネスモデルの確立に向け、邁進中です。

 堀さんの志を生きる挑戦をお伝えさせていただきます。

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『いくつになってもやり直しを応援する社会へ』

   一新塾第37・39期 東京本科 堀雄一

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「年齢を重ねるほどやり直しを許容しない社会」から、「いくつになってもやり直しを応援する社会」にしたい。

●いくつになってもやり直しを応援する社会へ

 私が目指しているのは、働く必要があるシニア世代が、沢山の選択肢から積極的に自分の働き方を選び、充実した人生を送れる社会です。年齢によらず、自分の意欲に応じて仕事を選べる社会にしたいと考えています。

 笑顔で活き活きと働くシニアが若者にとっても憧れの存在となり、若者の将来不安を無くし、社会全体が明るくなっていく、そんな高齢化社会にしたいと思っています。

●高齢化社会の現状

 少子高齢化による労働力不足が叫ばれていますが、長期データでみると、実は高齢者男性の就業率は下がっています。高度成長期は平均寿命が70歳位でしたが、当時は70歳以上の男性4割が就労していました。
平均寿命が80歳の現在、70歳以上の男性の就労率は半分の2割です。現在より豊富な労働力があった高度成長期の方が、シニア世代が活躍していたのです。

●高齢者の仕事の選択肢が少ないことが問題

 高齢者の就労率の低下は、高度成長期と現在と比較して平均寿命と健康寿命のギャップが広がっていることも関係していると思いますが、それ以上に高齢者の仕事の選択肢が少ないことが問題だと感じています。

 実際のところ60歳を超えると、ビル清掃や交通整理など、シニア向けとして定義された仕事しか選択肢がありません。年齢だけで判断され、シニア本人の意欲を正当に評価して採用する企業が極めて少ないのが実態です。

●高齢者の職探しのプロセスと課題

 職探しと言えば、Webや情報誌など、一覧になっている情報から自分で出来そうな仕事を探すというのが一般的だろうと思います。一部では「インターンシップ」の導入も進んでいるようですが、大企業の新卒/若年層のみを対象とした制度に留まっています。

 一方で中高年層の転職においては、応募~書類選考~面接~採用に至るまで、全てが仕事の現場とは離れた場所で進められていくのが現状です。つまり、就労を希望する側、採用する側ともに、ミスマッチのリスクがあります。

●私自身のこと

 私は20年前まで、プロのミュージシャンとして活動していました。音楽だけで稼ぐのは難しかったため、短期のアルバイトも沢山経験しました。それでも生活は厳しく、精神的にも不安定となり曲作りにも支障をきたすようになっていました。

 30歳のときに、音楽で生計を立てていくことを断念し、サラリーマンになろうと思いましたが、社会人経験のない30歳に正社員の職は探せず、フルタイムのアルバイトを始めました。アルバイト先で正社員となり、数年後にはマネージャー職に昇進しましたが、やっとサラリーマンになれたと思った矢先、業績悪化に伴い退職勧奨を受け、35歳で失業しました。

 今現在、私は個人コンサルタントとして仕事をしています。現在の仕事はやりがいもあり、また沢山の仕事仲間もできました。でも、個人事業は「個人の限界」が「仕事の限界」です。また、コンサルタントはアドバイスを行うことが仕事であり、自ら汗をかきたくても、そこから先はクライアントの領域であって私には立ち入り禁止の区域です。

 今の仕事のやり方をこのまま死ぬまで続けられるのか? だんだん大きくなるフラストレーションに耐えかねて一新塾の門を叩きました。

●シニア向けのキッザニア

 大人になってからの出会いの殆どは、利害関係がある中での出会いです。会った瞬間から上下関係が決まっていることが多いと思います。
でも、一新塾での出会いは違いました。様々な年齢層で様々な職業の方がいますが、みんな何かを実現したいけどモヤモヤとした思いがあって集っています。この仲間となら私にも何かできるのではないかと思えるようになってきました。

 一新塾で出会った2人のメンバーとともに、シニア向けのキッザニアのような職業体験の場所を作るプロジェクトを立ち上げました。職業体験を通して、シニアを積極採用する団体を増やすと同時に、シニア自身の働き方の視野を広げることがその狙いです。求職者には職業体験と仲間作り、企業向けにはシニア採用の事業開拓をします。楽しく仕事を体験し、働きがいを通して自らの誇りを取り戻す人を増やししていきたいと考えています。

●現場視察

 現場視察の一環で港区主催のシニア向け合同就職面接会にオブザーブ参加したところ、多数のシニア層の方が来場され活気に溢れていました。
でも、よく観察してみると、自ら積極的に動いて沢山の会社の面接を受ける人もいれば、会場にいるにもかかわらず待合の椅子に座って求人情報を眺めるだけで、面接を受けに行けない人もいました。新たな一歩をなかなか踏み出せない、過去の私を見ているような気がしました。

●政策提言

 積極的に参加しやすくするための施策として、自治体主催の「60歳の成人式」を開催できれば良いのではないかと考えています。

自治体では沢山のシニア向け施策が実施されていますが、情報格差があり、情報を知っている人だけが恩恵を受けています。全員参加型の成人式イベントなら、外に出るのが億劫な心理状態でも参加しやすくなるのではないかと思いますし、全員が情報を得られます。
このイベントの中で職業体験コーナーが実現できればと考えています。

 また、シニア向けの職業選択肢が少ないことは、「高年齢者雇用安定法」の存在も関係しています。この法律に「シルバー人材センター」に関する記述がありますが、提供できる職種は「臨時的かつ短期的なもの又はその他の軽易な業務」であることが記述されており、働き方の選択肢を制限してしまっています。
選択肢を増やすためには、法改正も必要だと考えています。

●大きな一歩

 プロジェクトの一環で、65歳の休職中の方にプロジェクトメンバーの1人が経営する会社の職場見学をしてもらいました。その会社は、海外から輸入した部品を組み立てて、大手商社に納品することが主な事業なのですが、職場見学された方はもともと商社に勤めていた方でした。双方が納得する形で新規に採用することになったのですが、この方を採用したことがきっかけで、現在の事業とは別に、直販する会社をもう一つ立ち上げることになり、新たな事業開拓をすることができました。

 成功モデルが一つ生まれ、私たちのチームの大きな一歩となりました。

●今後の展望

 1つの仕事をずっとやり続けられることは、素晴らしいしカッコイイし憧れます。でも、自分がこの仕事を続けたいと思っていても、異動、転籍、解雇、定年など、やむを得ず挫折することがあります。場合によっては、世の中からその仕事自体が無くなってしまうことすらあります。

 ロボットの普及や人工知能の進化などにより、ますますこの傾向は強まるのだろうと思います。つまり、これからは意図せず何度かキャリアチェンジを強いられる方が増えるような気がしていますがその多くが定年を控えたシニア層ではないかと思っています。

「シニア自身が自らの可能性に気づき、働き方の視野を広げる支援をしたい」
「シニアを積極採用する企業を増やし、就労環境も改善されるようにしたい」

 これから、シニア向けのキッザニアのビジネスモデルの確立も目指して、着実に一歩ずつ前進していき、笑顔で働くシニアであふれる社会を実現したいと考えています。
 

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一新塾は第40期が、2017年5月に開講します。

今、時代が求めるのは、「根っこでつながる力」。
志を軸に、仲間と真の協働を果たすことができるか。
「社会起業」「市民活動」「政策提言」で未来創造に挑みます。
ぜひ、一新塾体験セミナー&説明会へ!

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【主な内容】
●なぜ一新塾で学ぶと人生と社会が変わるのか?
●激動の時代との向き合い方~30人の講師陣の志を生きる挑戦
●ゼロベースでビジョンを描くには?
●仲間と協働し、現場主義を生きる方法
●20世紀リーダーと21世紀リーダーの違い
●「根っこ(志)」と「幹」をつなげる
 問題解決フレームワーク『6つの箱』とは?
●「社会起業」「政策提言」「市民活動(NPO)」で
 社会を変える方法論
●「志を生きる人生」の支援と
 「社会を変えるプロジェクト」の支援
●志のコミュニティから生まれたOBOGのプロジェクト紹介!
●質問タイム

講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)プロフィール
1997年一新塾マネジャーへ。大前研一氏の下で薫陶を受ける。2002年一新塾のNPO化に伴い、代表理事・事務局長就任。20年で4600名の塾生の“志を生きる挑戦”に立ち会い、人生の転機での相談役。また、これまでに1000に迫る市民からの社会変革プロジェクトをインキュベート。
「政策提言」「社会起業」「市民プロジェクト」立ち上げの独自の方法論を体系化。年間100の講座と700以上の個別コンサルティングを行う。リスクを最小限に、最短距離で志を生きる人生に転換してゆく実践プログラムを『志を生きる方程式』として確立。市民起点の新しい国づくり、地域づくりの支援に全国を日々奔走。体験セミナーは全国で千回開催、1万人が受講。激動の時代との向き合い方、人生の根っこの掘り下げ方、志を生きる一歩を後押しさせていただいている。

一新塾体験セミナー申し込み

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【東京本科  体験セミナー&説明会】
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3月18日(土)、3月29日(水)
4月1日(土)、5日(水)、8日(土)、12日(水)

 会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F

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【大阪地域科 体験セミナー&説明会】(2回)
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3月25日(土)13:00~15:45
4月29日(土)13:00~15:45

 会場:難波市民学習センター
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階

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【名古屋地域科 体験セミナー&説明会】(2回)
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3月26日(日)13:00~15:45
4月30日(日)13:00~15:45

 会場:ウィルあいち(愛知県女性総合センター)
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地

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【仙台地域科 体験セミナー&説明会】(2回)
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4月2日(日)13:00~15:45
5月3日(水祝)13:00~15:45

 会場:仙台市民会館
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号

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【通信科 電話での個別説明 】
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ご多忙な方、上記地域以外の方を対象にしています。
随時、お電話での個別説明を10~15分程度させていただきます。
(東京・大阪・名古屋・仙台での説明会へのご参加もできます。)

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【一新塾のプログラム】
東京本科:
http://www.isshinjuku.com/curriculum/tokyo.html
大阪地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
名古屋地域科 : http://www.isshinjuku.com/curriculum/osaka_nagoya.html
仙台地域科: http://www.isshinjuku.com/curriculum/sendai.html
通信科:
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