☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆

 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!
 【 510号 】発行日:2012年12月11日

☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆

■ 塾生活動レポート

   『内観で世界中の人を幸せに!』

           一新塾第23期 地域科 大山真弘

■一新塾第32期(2013年5月開講)のお知らせ

■一新塾Facebookページでメッセージを発信しています!
ご覧ください。→ http://www.facebook.com/isshinjuku

==================================

 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。

 今回は、熊本県玉名市の蓮華院誕生寺の僧侶で内観研修所の所長をされている一新塾第23期OBの大山真弘さんのメッセージをお届けします。

 大山さんは、かつて、商社や複写機メーカーで勤めるビジネスマンとして活躍されていましたが、海外勤務中にお母さまを亡くされた事もあり「この仕事は、自分の本当の仕事ではない。」という思いが強くなったそうです。
そんな中、妹さんが嫁がれたお寺の長男の方から「内観」というものがあることを聞き、内観創始者の吉本伊信氏と出会ったそうです。この出会いをきっかけに、大山さんは、「内観による人助け」を一生の仕事にしようと決め、会社を辞め、高野山の僧侶専門学校で一年間修行し、ビジネスマンから僧侶に転身されます。
その後、大山さんは蓮華院誕生寺に内観研修所を開設、毎月1~2回の内観研修を行っており、設立25年を迎える現在、体験者は現在約2000人にのぼります。

 一新塾プログラムでは、定期的に塾生プロジェクトの現場に仲間で訪れコンサルティングしあう「現場ミーティング」をしていますが、2009年に、私も大山さんの現場にお伺いさせていただきました。

*このたび、大山さんが著書『お母さんにしてもらったことは何ですか?』(サンマーク出版)を出版されました。

*「内観」とは、心のこだわりを落とすのに効果的な、言わば「心の温泉」みたいな副作用の少ない心理療法であり、自己リフレッシュ法です。


◆◆塾生活動レポート━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

  『内観で世界中の人を幸せに! 』

           一新塾第23期 地域科 大山真弘 ◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆


 2008~9年の福岡の一新塾生で、現在、熊本在住の大山真弘と申します。心理療法「内観」による悩みや病気の解消をテーマに活動しております。一新塾で「6つの箱」を使って立案した6つの計画のうち5つが既に実行され、このたび、25年間の思いを込めた本の出版もついに実現する運びとなりました。
事務局長の森嶋さんにこの事をご報告したところ、『一新塾ニュース』の原稿を書く機会を頂きましたので、発表させて頂くしだいです。

●ミッションは「内観による人助け」

 マクロ的には、心理療法「内観(ないかん)」による世界中の人々の心の平安と悩みの解決に貢献することが私の究極の目的です。My mission「内観による人助け」が少しでもできればいいと考えております。

 ミクロ的には、アジア内観センター(仮称)を設立して、この素晴らしい「内観」を普及し、多くの人々の悩み解決や、心の癒しや立ち直りのきっかけをつかんでもらいたい。心の病気が軽くなり、健康な人が増えてほしい。最終的には、多くの人々に、幸せを感じ取る力が強くなり、今より楽に生きられるようになってほしいと思って日々活動しております。

●混沌とした社会情勢

 世界も日本もまさに混沌とした社会情勢です。アメリカもヨーロッパも中近東もアジアも、そして日本も、政治はねじれて決められず、経済は長期不況から一向に抜け出せず、いつも危機の再燃におびえています。このため、社会不安が世界中をおおっており、家庭も影響を受けて心理的に不安感を抱えている人々や、問題を抱えて悩んでいる方々が多いのではないでしょうか。特に日本では、内向
き思考で、夢や希望が持てない、そういう若者が多いという調査結果も出ているようです。

 それと、かつての高度成長時代は、経済がよくなり、収入が増えれば幸福になれると皆が信じていた幸福な時代でした。しかし、突然バブルがはじけ、お金だけでは幸福になれないことがはっきりしました。
また、2011年3月11日の東日本大震災とそれに伴う原発事故は、現代技術への信頼が壊れ、政治行政機構やマスメディアへの不信を決定的なものにし、日本の大きなターニング・ポイントになり、外圧ともあいまって社会不安は更に大きなものになっています。

 具体的には、うつ病や依存症や摂食障害などの心の病が増えています。また、自殺や貧困家庭、離婚家庭の増加に伴い、子供の問題、虐待や非行や不登校、いじめ等の増加もあります。さらに、老後の経済的・心理的問題が始まっており、今後は更に増えることが十二分に推測されます。

●根本原因は「生かされてきた」ことに気付いてないこと

 経済的な問題もあるが、物事は受け止め方しだいであり、逆境の中でも幸せになれる人もいる。しかし、これは、病気や悩んでいる多くの人には難しいものです。人間は一般的に自己中心であり、自発的に枠組みを変えて(reframing)、自分自身と周りを見つめなおすということは、なかなか出来ません。

 それと、現在の日本では、欧米流の他人に責任をなすりつけ、他人を憎み、責めるという風潮が蔓延しています。本当は、それでは幸せになりにくいのです。我々は、感謝と許すことの大事さを忘れているのではないでしょうか。また、先祖がいなければ、今ここに自分という者が存在していないのに、先祖や親への感謝を忘れ、不平不満ばかり言う傾向があります。もっと突き詰めて考えると、自分の力だけで今まで生きてこられたのではなく、多くの人や、物や、出来事によって「生かされてきた」ことに気付いていません。太陽や空気や水や食べ物がなければ、我々は生きられるかどうか考えれば、すぐお解り頂けると思います。

●自分自身の転換

 20年間お寺で内観を続けてきましたが、マンネリ化して惰性で続けているような感じになってきておりました。自分自身の弱さや欠点を棚に上げて、実行できていないのは人のせいにばかりしていました。また、資金不足や、通年で思うように内観出来ないことへの悔しさを抱えていました。自分の責任とせず、他人の責任に逃れていました。

 このままでは、いつまでたっても夢は実現できない。そう悩んでいた時にEメールで知ったのが一新塾でした。早速問い合わせて資料を入手し、妻を説得して申し込みました。

 一新塾で内観による人助けのお手伝いというミッションを明確化し、内観を世界へもっと普及すること、内観の応用改善と様々な業界への導入を図ることを自分の目標として再確認し、具体的な計画を立てました。

●「6つの箱」で描いた具体的解決策

 この時立てた具体的解決策は、次のようなものでした。

(a) アジア内観センターの確立
(b) 講演会・懇話会・セミナー等の開催
(c) 事業計画の作成
(d) 新ホームページの立ち上げ
(e) パンフレットの改定
(f) 本の出版

 この一新塾ニュースを書かせてもらう為に、4年前の資料を今回見直しました。
そして、びっくりしました。2009年に立てた上記の6つの計画のうち、私自身驚いたことに、5つは既に達成出来ていたのです。

 パンフレットは最初に作り上げ、森嶋さんにお見せしました。新しいホームページも立ち上がっております。非常にきれいなHPですので、 興味のある方はご覧になって下さい。
( http://www.rengein.jp/naikan/ )
事業計画は、塾の最中に作成し、講演会等は、九州内観懇話会や熊本内観懇話会を中心になって毎年1~2回は開催しました。

●『お母さんにしてもらったことは何ですか?』出版!

 それから、今回お陰さまで、12月20日頃『お母さんにしてもらったことは何ですか?』(サンマーク出版)が全国の本屋さんの店頭に並ぶ運びとなりました。

 15社以上への出版企画書とサンプル原稿もことごとく返却されてきましたが、最後にサンマーク出版の方のご縁を頂き、1年以上の編集の上、ついに25年間の思いを載せた本が出ることとなりました。三つの質問によって、涙し、心温まり、元気付けられる本です。ソフトバンクの名選手だった小久保氏は内観を3回も体験されました。悩みや心の問題、家庭や職場の人間関係、子供の問題、各種依存症、心因性の病気、生徒指導、社員研修、自己啓発等々、問題解決に役立つ内容です。
本の出版により、内観の知名度が上がり、内観者が増え、更なる普及に役立てばと願っております。

●現場視察ミーティング

 これらの計画を立案する上で、非常に役立ったのは、一新塾恒例の現場での「視察ミーティング」でした。熊本県玉名市の蓮華院誕生寺の奥之院(一万貫37.5トンの世界一の大梵鐘があります)に集まっていただき、一日内観を体験した後、様々な意見やアイデアを頂きました。私も専門馬鹿におちいっていたので、この時の他の塾生方の目からうろこの意見は本当に有益で、その後色々と取り入れさせて頂きました。全てはこの現場視察から始まったと言えなくもありません。
ですから、今一新塾で勉強されておられる方は、現場視察になったらば、真っ先に手を上げて、早めに実施されることをお勧めいたします。内観と同じく、他人の目で見てもらうということは非常に重要です。

●アジア内観センター設立へ

 あと残すのは、最後のアジア内観センター設立となりました。内観創始者の故吉本伊信師からの「続けることが大事です」の言葉を胸に多くの人々のご協力で30年間継続できたことに感謝しております。そして、いかに一新塾の研修内容が効果的で役立つかを、今回身をもって実感した次第です。今後はアジア内観センターを設立し、更に多くの人々が幸福になる手助けをさせて頂きたいと考えております。

 これからも地道に頑張りますので、皆様も応援して下さると非常にありがたく思います。そして、最後に一新塾と卒業生の方々の益々のご発展とご活躍をお祈り致します。合掌


『お母さんにしてもらったことは何ですか?』著者:大山真弘 一新塾OB書籍『お母さんにしてもらったことは何ですか?』
著者:大山真弘 サンマーク出版 定価1,575円
<内容紹介>
あなたがお母さんに「してもらったこと」は何ですか? こう聞かれたら、どう答えますか。当たり前すぎて考えたこともないという人や、改めて思い浮かべるとその多さに驚くという人もいるかもしれません。本書は、「3つの問いかけ」をもとに、お母さんをはじめとする身近な人に思いを馳せ、自分という人間と心の対話をしながら、明日への活力を得るという内観療法を紹介します。実際にこの「3つの問いかけ」によって人生をよりよく生きるヒントをつかんだ人のエピソードの数々は、読む人の胸に深く入り込んできます。その「3つの問いかけ」とは、以下の通り。さあ、あなたはどう答えますか?
1)お母さんに「してもらったこと」は何ですか?
2)お母さんに「お返ししたこと」は何ですか?
3)お母さんに「迷惑をかけたこと」は何ですか?

アマゾンへのリンク
→ http://www.amazon.co.jp/dp/476313230X


◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
 一新塾 第32期(2013年5月開講)のお知らせ
      東京・大阪・名古屋・仙台
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

■一新塾体験ワークショップ&説明会
------------------------------------
2013年5月に一新塾第32期が開講予定です。
2013年3月より「一新塾体験ワークショップ&説明会」がスタートします。(東京・大阪・名古屋・仙台)
2013年1月より説明会のご予約をホームページで受付させていただく予定です。→ http://www.isshinjuku.com

なお、個別の説明会のご希望は随時、ご相談にのらせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

■一新塾Facebookページ
----------------------------------------------------------
随時、メッセージを発信しておりますので、ぜひ、ご覧ください!
http://www.facebook.com/isshinjuku

■メールマガジン
「一新塾ニュース~今のニッポンを変えろ!」

--------------------------
一新塾生が社会変革に向けて志を生きる姿勢を引き続きご紹介させていただきますので、今後も、ぜひ、ご期待ください!
第32期の説明会スケジュールもメールマガジンでご案内させていただきます。
http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/merumaga.html


< 一新塾「第32期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2012年5月
◎期 間:12ヶ月
    『多彩な講師による社会のテーマ講義』
    『プロジェクト実践の支援ワークショップ』
    『コンサルティング(個別・チーム)』
     平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
     ※3つの方法論のすべてが学べます。
◎ 科 :本 科(東京)
     地域科(大阪・名古屋・仙台)
     通信科
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一新塾体験ワークショップ&説明会 一新塾32期2013年5月開講!
    ~塾生募集中~ 
  東京・大阪・名古屋・仙台
※随時、個別説明会も行っております。お問い合わせください。

一新塾ニュース「今のニッポンを変えろ」のページに戻る