☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆

 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!

【 491号 】 発行日:2012年9月6日

☆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓☆

■ 塾生活動レポート

『「NPO法人ライダーズネット」
 全国に死亡事故ゼロの二輪環境を創る!』

      一新塾第28・30期「名古屋」地域科 鈴木のり子

■【参加者募集】第31期「一新塾体験ワークショップ&説明会」

第31期(2012年11月4日開講)「一新塾体験ワークショップ&説明会」を東京・大阪・名古屋・仙台で開催中です!ぜひ、ご参加ください。
予約 http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html

●東 京:
9月 8日(土)15:00~17:30
9月12日(水)19:30~21:40
9月15日(土)15:00~17:30
9月19日(水)19:30~21:40
9月22日(土)15:00~17:30
-----------------------------------------------------
●大 阪:
9月29日(土)13:00~15:30
-----------------------------------------------------
●名古屋 :
9月30日(日)13:00~15:30
-----------------------------------------------------
●仙 台:
10月8日(月祝)14:00~16:30
-----------------------------------------------------

■ 資料請求はこちらから
(一新塾第31期パンフレットをご送付いたします)
http://www.isshinjuku.com/03bosu/b1_siryo.html

■ Facebookで事務局長の一言メッセージ等日々発信しています。
http://www.facebook.com/isshinjuku

====================================

 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
今回は”NPO法人ライダーズネット”を立ち上げ奮闘中の「名古屋」地域科の鈴木のり子さんのメッセージをお届けします。

一新塾30期名古屋地域科講義&ワークショップ 二輪死亡事故類型別のトップは「単独転倒事故」で、地域によって25~40%を占めています。つまり自分の技量を超えた時に事故が発生している訳ですから、言い換えれば十分な走行練習をすれば、多くの事故が防げる事になります。「単独転倒事故」以外の原因であっても、運転技術が確かであれば回避できる事故が少なくありません。しかし、現状ではスキルアップできる練習の機会や場所は非常に少ないのが現状です。

 鈴木さんはこうした問題意識を持ち、現状を放っておけないと、一大奮起されました。志を生きる鈴木さんの熱きメッセージをお届けさせていただきます。

塾生活動レポートーーーーーーーーーーー
『「NPO法人ライダーズネット」
全国に死亡事故ゼロの二輪環境を創る! 』
第28・30期「名古屋」地域科 鈴木のり子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●本当に自己責任か?

 『38歳の男性会社員が、伊豆スカイラインをオートバイで走行中、運転操作を誤りガードレールに激突し・・・』というニュースを耳にされた時、ほとんどの方はその原因を「スピードを出し過ぎたのだろう」とか「腕が未熟だったんだな」と思われるのではないでしょうか。つまり事故は、オートバイに乗っていた本人の自己責任だと。確かに単独で事故を起こしたのですから、原因を作ったのは間違いなく本人です。しかし、私にはそれが本人だけの責任ではなく、一人一人の命を大切にできていない二輪環境にも原因があるのではと考えるようになりました。

●峠が「俺たちのサーキット」

 私がバイクに興味を持ったのは、中学生の時です。同じクラスの友達が貸してくれたバイク雑誌の中の1台に一目ぼれしてしまい、大学生になったら必ず乗ると決めました。それから5年後、大学生になった私は、迷わず免許を取り、250ccのオートバイを手に入れました。それからは、通学はもちろんの事、休暇には日本中をツーリングするというバイク三昧の日々を送りました。

 当時のバイク雑誌では、峠が「俺たちのサーキット」として取り上げられ、ヒザが地面に付く程のレーシーな走りをしている記事も、撮影場所はサーキットではなく、箱根等の一般道ということが多々ありました。映画やマンガなどでもそれは同じで、一番の情報源である雑誌や映画やマンガの常識は、当たり前のように普通のライダーの常識となり、免許を取った私達の間には、バイクの練習やスポーツ走行は山でするものという意識が根付いていました。

 バイクに乗らない方からすれば、練習やスポーツ走行はサーキットでやるものと思われるでしょうが、サーキットの数自体が少なすぎ、またサーキットは順位を競うレースをするところと思っていますから、普通のライダーにとっては、走行を楽しんだり安全のために練習する場所ではありませんでした。

●"私達の常識"に疑問

 そんな"私達の常識"に疑問を持ったのは、仲良くなった仲間から「この前の土曜日、あのコーナーで一人亡くなったらしい」とか「一緒にツーリングしていた仲間が、コーナーを曲がりきれずに自販機に突っ込んで亡くなった」という話しを頻繁に聞くようになった頃でした。

 楽しいから、便利だからバイクに乗っているはずなのに、ほんの少し操作を間違っただけで死んでしまうなんて、何かおかしい・・・。そして、同じ頃叔母からは「山道でバイクに抜かれると怖くて仕方ない」と聞かされました。本人は一生懸命練習しているつもりでも、人に迷惑を掛けていた・・・。やはり何かがおかしい。そう感じましたが、一般道以外で、安全かつ社会の迷惑にならず走れる場所をつくるなんて私には無理、そんな事はいつか誰かがやってくれるだろう、と考える事をやめました。

●このままでは、命が守られない・・

 しかしあれから30年、ふと気付くと、状況は何も変わっていませんでした。「免許が取れた=バイクを安全に運転する技術が身に付いた」ではないにもかかわらず、免許取得後の練習場所は数えるほどしかなく、この数十年でバイクは唖然とするほど高性能化しましたが、他者に迷惑を掛けずその性能を楽しめる場所や機会は非常に少ないままでした。そのためライダー達は、今なお一般道で練習やスポーツ走行をしており、転倒事故や他車両とのトラブルは相変わらず起きていました。

 これ以上待っても何も変わらない。このままでは、命が守られない・・・。

●重い腰を上げる

 正直に言えば、もっと前に気が付いていました。しかし、ヒト・モノ・カネ・コネがゼロの一ライダーにとって、莫大な経費が掛かる『社会と共生できる理想の二輪環境を整える』なんてプロジェクトは荷が重過ぎて、気付かないフリをしていたように思います。

 重い腰を上げたのは、2006年2月に自分が改めてライディングを習う機会を得た時でした。Uターン一つ満足にできず、自分にはバイクの才能がないと思い込んでいましたが、信じられないことに、ほんの2,3回習っただけで出来るようになったのです。Uターンが出来るということは、バイクの基本的な操作ができると言う事、つまり一般道での安全マージンを上げられると言う事です。やはり練習場所が必要だ!それが切っ掛けとなり、同じように安全に走れず悩んでいる人が練習できる場所をつくろう、と思い立ちました。

●鈴鹿ツインサーキットでライディングレッスンをスタート!

 紆余曲折の後、2006年8月、趣旨に賛同して下さった鈴鹿ツインサーキットさんを会場として、ライディングレッスンをスタートさせました。そして、この6年間、延べ1万人以上のライダーに接してきた経験から、『各自の安全マージンを上げるには、まずバイクを深く知る事。深く知るには、安全な場所で集中してバイクに乗る事』であるという確信を持ちました。

 ほとんどの人は、どれほど口で"安全に"を繰り返されても、聞く耳を持ちません。しかし、集中して乗る事で二輪の危険性を実感すると、自然に自分で安全な乗り方や装備について考えるようになってゆきます。

●死亡事故ゼロを目指せる二輪環境を創りたい!

 命は一つです。バイク事故で死亡と簡単に伝えられたその人は、誰かの子供、誰かのお父さん、誰かのお母さん、誰かの恋人、誰かの友達です。一人一人掛け替えのない命だからこそ、死亡事故ゼロを目指せる二輪環境を創りたいと、強く思うようになりました。

 まず、当事者であるライダーが動かなければ、事故を減らすことはできませんが、ライダーの力だけでは限界があります。そこで今年の2月に、「NPO法人ライダーズネット」を設立しました。ライダーや二輪関連企業はもちろん、警察や行政など関係する団体みんなの力を合わせ、全国に死亡事故ゼロの二輪環境を創るのが目標です。ゴールは遥か向こうですが、消えるはずだった命が一つでも
助かることを願い、チャレンジし続けようと思います。

※NPO法人ライダーズネット
http://www.nporidersnet.org/RN_about.html


参加者募集■■■■■■■■■■■■■■■■
一新塾体験講座&説明会
テーマ:「"根っこ力"が社会を変える!」
講師:森嶋伸夫(一新塾代表理事・事務局長)
  ~第31期11月4日開講に向けて~
■■■■■■■■■東京・大阪・名古屋・仙台

いま、時代は何を求めているのか?
いま、自分は何を果たすべきなのか?

「自ら理想の社会ビジョンを描き、私たちの手で実現させる!」

社会創造の作業は、一部の限られた人たちの特権ではありません。
だからこそ、あなたが志に目覚め、志を生きるフィールドを見つけ、社会変革に挑戦する後押しをさせていただきたいと思うのです。

そのために、「政策提言」「社会起業」「市民プロジェクト」の3つの道を ご用意させていただきました。

社会変革実験を通して、あなたが志を生きるフィールドがきっと見つかります。ぜひ、東京、名古屋、大阪、仙台での「一新塾体験ワークショップ&説明会」にお越しください。

【主な内容】
●試練の時代を乗り越える自分軸の作り方
●ゼロベースでビジョンを描く
●現場主義で道なき道を切り拓く
●不可能を可能にする同志とのコラボレーション
●削ぎ落とす学びで「もやもやの思い」から「鮮明な志」へ
●「根っこ」と「幹」をつなげるフレームワーク「6 つの箱」
●一年間で人生と社会をここまで変える!
●三束のわらじを履こう
 ~「社会起業」「政策提言」「市民プロジェクト」
●塾生・卒塾生の挑戦の紹介

----------------------------------------
【東京本科 体験ワークショップ&説明会】
----------------------------------------
日時:
2012年9月 8日(土)15:00~17:30
2012年9月12日(水)19:30~21:40
2012年9月15日(土)15:00~17:30
2012年9月19日(水)19:30~21:40
2012年9月22日(土)15:00~17:30

 会場:一新塾セミナールーム
(住所)東京都港区芝3-28-2カスターニ芝ビル2F
----------------------------------------------------
【大阪地域科 体験ワークショップ&説明会】
----------------------------------------------------

●2012年9月29日(土)13:00~15:30
【会場】「難波市民学習センター」第2研修室
(住所)大阪市浪速区湊町1丁目4番1号 OCATビル4階

-------------------------------------------------------
【名古屋地域科 体験ワークショップ&説明会】
-------------------------------------------------------

●2012年9月30日(日)13:00~15:30
【会場】「ウィルあいち」会議室6
(住所)愛知県名古屋市東区上堅杉町1番地

-------------------------------------------------------
新設【仙台地域科 体験ワークショップ&説明会】
-------------------------------------------------------

●2012年10月8日(月祝)14:00~16:30
【会場】仙台市民会館 第3会議室
(住所)仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号

< 一新塾「第31期」概要 >ーーーーーーーーーーーー
◎開 講:2012年11月4日(日)
◎期 間:12ヶ月
   『講義』『プロジェクト実践』『コンサルティング』
    平日夜間・土日で学びます(月4~5回程度)
◎コース:政策提言コース
     社会起業コース
     市民プロジェクトコース
◎ 科 :本 科(東京)
     地域科(大阪・名古屋)
     通信科
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一新塾体験ワークショップ&説明会 一新塾31期2012年11月4日開講!
    ~塾生募集中~ 
  東京・大阪・名古屋・仙台

一新塾ニュース「今のニッポンを変えろ」のページに戻る