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 一新塾ニュース ~今のニッポンを変えろ!

【 第474号 】 発行日:2012年1月20日

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■ 塾生活動レポート

『自殺者0人の市川市を実現する!』

         一新塾第26期・第28期 増田好秀

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メルマガ読者の皆さま、こんばんは。一新塾の森嶋です。
今回は、一新塾第26期・第28期生で市川市議会議員の増田好秀さんよりメッセージをいただきました。

増田さんは、「みんなが楽しいと感じる事」が社会全体の幸せへの近道だと信じ、システムエンジニアとして12年間、サラリーマン生活を経験されました。しかし、親友の自殺を目の当たりにされたことをきっかけに、政治や行政が正しく機能していない…と痛感。
「生まれ育った大好きな市川市に恩返しがしたい」「自殺者0人の市川市を実現する!」とのミッションを掲げ一大奮起。2011年4月の統一地方選挙で市川市議会議員に初当選。市政からの社会変革に挑まれています。

塾生活動レポートーーーーーーーーーー
『自殺者0人の市川市を実現する!』
       一新塾第26期・28期  
       市川市議会議員 増田 好秀
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●30代をどう過ごせばよいか、自分に問う

大学を卒業してから12年間、私は楽しい事が大好きですので「みんなが楽しいと感じる事」が社会全体の幸せへの近道だと信じ、携帯電話コンテンツ作成・ネットワークゲームのインフラ構築・ネットワークダーツ機の開発等に打ち込みました。各業界を通して「楽しむ事に対して能動的な人達に最大級の楽しみ・喜びを提供する事が出来た」と自負しています。

 12年間社会で学び、体力・気力とも充実している30代をどう過ごせば良いか?と改めて自分に問い質した時、2点考えるきっかけを得ました。

1、市川市で生まれ、育ちました。自分や母や祖母の友人達にとても良くしてもらいました。市川市の至る場所に思い出があり、市川市が大好きです。ですので、市川市のみなさんに何か恩返しをしたい。と考えました。

2、友人の死を通じて、楽しむ事に対して能動的な人達とは別に「楽しむ事に対して能動的になれない人達にも差別なく楽しみや喜び…最低でも希望を提供出来るようなサービスを開発したい。」と考えるようになりました。

 思い立ったが吉日。両親含めまわりの「無謀だ」「やめとけ」という声の中、思い切って会社を辞めてしまいました。そして、当時、全国自治体で最年少当選した熊谷俊人千葉市長や精力的に活動する友人から「一新塾」の名前を 知りました。そして、25歳の被選挙権を祝福するイベント「第二成人式」の開催等を通して、そこで知り合った精力的な、向上心が強い魅力的な仲間達の多くが一新塾の卒塾生・現役塾生である事を知り、私も入塾したい、と考え入塾しました。

●自殺者を0人にする!

 市川市では毎年80人以上の人が自殺で亡くなっています。市川市で死亡される方の原因の第5位に当たります。大前提として「人の命」を守る事が、政治家の仕事だと思います。失わなくて良いはずの命が、多く失われていってしまっているのは、政治や行政が正しく機能していないからだと思います。そんな現状を歯痒く思っています。

 当時、私の親しかった友人が自殺をしました。職場のパワハラが原因だったようですが、自分の無力さに嫌になりました。死んだ友人も不幸ですし、私を含め周りの人間も不幸になります。ただ、このまま何の対策も行わなければ、世の中の人のほぼ全員が自殺したり自殺した知り合いのいる社会になってしまいます。こんな社会を変えたい!そう考えています。

 自殺者を0人にする。「そんな事出来る訳ないよ!」「大風呂敷を広げるな!」と当時、まわりの人の多くから、大学のエライ先生等にも怒られたりしました…。現在も多くの方に言われてしまいます。ですが、これが私の望む社会です。絶対に実現します。

●私達にできること

 では、自殺者を0人にするための具体的な施策とはなんでしょうか?
学生であれば「いじめ撲滅」。夫婦間であれば「DV撲滅」。労働者であれば「多重債務者の適切な救済」等、多岐にわたり、それだけでまた大分類の政策になりそうですが、ひとつづつ、取り組んでいきたいと考えています。

 また、政治的なアプローチとは別に私達にできることがあります。それは、「ほんの少しで良いので、まわりの人を気にかけて下さい。」思い悩んでいる人はいませんか?睡眠不足の人はいませんか?皆さんひとりひとりが忙しいのは重々承知です。でも、個々人が優しい気持ちで周りに接する事で少しづつ、良い社会、街が形成されると考えています。私の考えを毎日少しづつでも伝える努力を行っていきます。

●初めての議会にて

 市議会議員になって初めての一般質問を通して、「自殺対策課」の設置やデータ分析の必要性、WHO世界自殺対策予防デーにあわせた街頭キャンペーンの提案等をさせていただきましたが、私から見て行政は、例えば、まずは自殺に対するアンケートの回収率を上げる等に取組んでいくなど、緩やかに取り組む姿勢が分かりました。行政からのアプローチからだけでなく、現在、毎朝「ひとり自殺対策キャンペーン」を実施しています。活動を通して「多重債務相談窓口」に相談する人等もおり、少しずつでも、成果を上げていければと考えています。

●大切にしている姿勢

 現在、市川市在住の一新塾の仲間たちと「再就職支援セミナー」の開催をしたりと、いろいろな活動に携わらせてもらっています。ただ、行動すれば行動するだけ批判を受けます。政治家になったという事で、そういう場がさらに増えたように思います。砕かれる事の多い毎日です…。正直、心が折れそうになる事も多いのですが、そんな時は、通信科の身ですが、一新塾の教室に行き、熱意溢れる講師の方・精力的な仲間たちと触れる事により、「志を持って頑張っていきたい!」と身を引き締め直している日々です。

「団体」や「企業」も含めて、分け隔て無くいろいろな意見・考えを聞いた上で、自分の良心に従って意見を構築する。その上で、恐れを持たずみんなにその意見を正確に伝える。そして、異なる意見の人に対して、真摯に説得を行い、ひとりでも多く理解してもらう努力を行う。という行動を愚直に生涯を通じて行う事が大切。この姿勢を大切に今後も活動に取り組んでいきます。

  自分の考えを述べた政策ビラ「週刊増田好秀」はvol.19までいきました。2010年4月から始めた駅頭活動も、「ひとり自殺対策キャンペーン」と少しだけ形を変えていますが、1年10ケ月、200回程度行いました。今後も継続していきます。一新塾講師のライフリンク代表・清水康之さんの言葉になりますが、「誰も自殺に追い詰められる事のない社会。それはきっと、自殺とは無関係と思っているひとりひとりにとっても生きていて心地の良い社会であるはずです。」
こんな社会を実現するための一助になれる事を信じて、これからも活動を続けていきます。


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