2009/04/23 【一新塾ニュース】第383号:『総合教育で、夢と目標をもてる子どもたちを育てる!』
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一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!〜
【 第383号 】 発行日:2009年4月23日
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■ 塾生活動レポート
『 総合教育で、夢と目標をもてる子どもたちを育てる! 』
第23期生 黒田忠晃
■【 参加者募集 】 第24期 説明会 東京・名古屋・大阪・沖縄
★お申込→ http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
■【 参加者募集 】春の公開講座
4月17日(金)塩見直紀氏『“半農半X”というライフスタイルで社会を変える! 』
4月27日(月)渡部 卓 氏『 ストレス社会を克服するための起業!』
5月6日(水祝)木村 聡 氏『 自分を生きる学校を日本に創る! 』
木村由紀氏
5月12日(火)加藤智久氏『 ベンチャー起業家を志す! 』
★お申込→ http://www.isshinjuku.com/04i_hassin/ev_mosikomi.html
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メルマガ読者の皆さま、こんにちは。一新塾の森嶋です。
週末より、いよいよ大阪(土)、名古屋(日)、福岡(水祝)と地域科の
説明会を開催いたします。地域科の24期説明会は今回だけの開催となります
ので、ふるってご参加ください。お会いできますこと楽しみにしています。
今回は、名古屋地域科の黒田忠晃さんのメッセージをお届けします。
黒田さんは、携帯キャリア会社のサラリーマンでしたが、子供の頃からの
先生になりたい夢を忘れられず、学習塾に転職し、そして、この度、
「数学コーチングスクール」を起業されました。
さる3月29日には、黒田さんのプロジェクト実践を応援しようと、一新塾メンバー
が現場視察に結集しました。
名古屋にも、志を相互に支援し合うコミュニティが育まれています。
それでは、黒田さんの熱きメッセージ、お楽しみください。
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■■■■■ 塾生活動レポート
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■■■ 『 総合教育で、夢と目標をもてる子どもたちを育てる! 』
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■■■■■■□ 一新塾第23期 黒田忠晃
●今の教育に疑問を感じて
近年、様々な教育問題が話題に上る。学力低下もその1つ。それに危機感を感じた
文部科学省は、小・中学生対象に全員調査を復活させた。また、経済協力開発機構
(OECD)が15歳を対象に実施している「生徒の学習到達度調査(PISA)」
において、回を重ねるごとに日本の順位が落ちてきており、トップクラスの分野が
無くなってしまった。私自身も、長年の塾講師生活で学力低下を肌で感じてきた。
何が原因なのか。ゆとり教育がいけなかったのか?しかし、理由はこれだけでは
ないだろう。時代の変化により、子どもたちを取り巻く環境が変化してきている。
家庭環境、学校環境、社会環境、ITの発達……など様々な要因が入り組んで、
苦手を乗り越える力や忍耐力といったものがなくなってきているのではないか。
そして、どのメディアも不況に代表される暗いニュースを盛んに取り上げるような、
混沌とした時代となっている。
これらによって、子どもたちが将来に夢や希望がもてなくなっているのではないか
とも考える。
●自分の人生を振り返る
私は子どもの頃から、先生になりたいという夢を抱いていた。そして大学時代に
関わった学習塾での指導を通じて、子どもの人生の一端を担う役割の大きさを体感し、
その経験が、自分の生徒指導の軸となっている。上っ面だけ講師ぶっている人間とは
違い、子どもの指導のためなら、時間を惜しまず、そこに全力が注いできた。しかし、
激務のために体調を崩しがちになり、また業界そのものにさまざまな疑問を感じて、
会社を退職した。
現場を離れ、さまざまな業界の人と関わり、自分を見つめ直すことを通して、やはり
「自分の人生=教育」を強く感じてきた。
●ビジョン探求
では、自分に何ができるのだろう。どういう形で社会貢献ができるのだろう。
教育においてどういうことが大切なのか。
考えた結果、自分の経験やノウハウを子どもたちに提供することは当然できる。
また、 学校の勉強以外の幅広い視野を身につけられる経験をさせていくことも、
様々な人たちの協力を得ながら提供できるのではないか。これらを結びつけること
で、子どもたちに夢や目標を持たせるきっかけをつくってあげられれば、子どもたち
は輝き、自ら夢や目標に向かって頑張るはずだ。そしてそれを実現するためには、
勉強することが必要となってくるだろう。そうなれば、必然的に学力低下は改善され、
将来の社会を担う人材を輩出できるであろうし、子どもたちが夢を持って生きる
ことで、生きていて楽しい、毎日が楽しいと思える社会を作っていけると思う。
●そして、ミッション遂行へ!
昨年10月、大きな転機が訪れた。自己研鑽のために台湾式足つぼを習って
いたのだが、そのクラスメイトから「一新塾」を紹介された。一新塾の説明会に
参加し、そこで自分の考えを伝え、共感を得ることができ、それが自信へとつながった。
そして愛知県日進市ある「笠寺山椿館」との出会い。ここは、中間支援NPO
「イデア!」が、古民家を利用してカフェやデザイン業務等を行っている、新しい
カタチのプラットホームであり、マルチ・スペース。ここなら、子どもたちに勉強
以外のさまざまな経験をさせてあげる機会をたくさん作ってあげられる。
そこで立ち上げたのが「数学コーチングスクール」という数学&総合学習塾。
理念は、こうだ。「総合教育で、夢と目標をもてる子どもたちを育成します」。
私の考えに共感をしてくれた人たちが入塾をしてくれ、今年1月から自分の
プロジェクトが本格的に動きはじめた。子どもたちは、毎週一生懸命、前向きに
勉強に取り組んでくれている。保護者の方もたいへん協力的である。
それに応えられるよう、私も精一杯授業を行っている。
●総合学習で何をすべきか?
学校以外の勉強として「総合学習」を掲げている。目的は「人間力を育てたい」
なのだが、それには「人とのつながり」も大切であると思っている。同学年の
横のつながりに加え、他学年や大人との縦のつながりも作っていきたい。最近は
「笠寺山椿館」のイベントを子どもたちに紹介して、地域の大人たちと一緒に
「餅つき」をやったり、授業内で、個々に年間目標設定をさせ、それについての
1分間スピーチを実施した。
常々「総合学習」でどんなことができるかを考えているのだが、先月末に
一新塾の同志に呼びかけて、現場視察を目的とした定例会を企画実施した。そこには
名古屋の仲間だけではなく、全国合宿研修で知り合った大阪の仲間も参加してくれた。
総合学習についての意見をみんなで出し合うなかで、新たな気づきをたくさん得る
ことができ、さらなる可能性を見いだすことができた。
退職して1年。さまざまな業種や年代の方と出会い、さまざまな意見をもらうことで、
自分も大きく成長できた。人とのつながりの大切さを実感した1年であった。
これからも、人とのつながりを大切にし、ビジョン達成に向かって、走り続ける。
Blog「Teacher Kuroda 奮闘記」: http://gctv.easymyweb.jp/member/math-coaching/
数学コーチングスクールHP :http://www.gc-net.jp/math.c.s/
笠寺山椿館 blog「椿歳時記」:http://visidea.blog51.fc2.com/
椿館HP:http://vi-idea.jp/tindex.html
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