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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
         【第308号】 発行日:2007年10月18日
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目次
■ 塾生活動レポート     
     『 精神障がいの方と家族が、安心して生きていける
              コミュニティづくりを目指して』
                           一新塾第14期 河見 仁朗
     
■ 第21期説明会!〜市民として、もう一つの顔を持とう!〜
   ◎東 京 10月21日(日)、10月24日(水)【追加決定】
   ◎沖 縄 10月27日(土)
    → http://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
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 メルマガ読者の皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。

10月16日には一新塾OGで「LOHAS(ロハス)」を初めて日本に
紹介した大和田順子さんにお越しいただき、大和田さんご自身の
社会起業家としての歩み、そして、ロハスの考えがあらゆるジャンルに
浸透している興味深い実例を存分にお話いただきました。
また、後半はワークショップ。ロハスの要素をもりこんだビジネスプランを
グループで取り組み、大和田さんから視点をいただきました。

     「Think ,Act ,Change!
     世の中を変えていくのは私たち一人ひとり! 」

との大和田さんのメッセージ、大変胸に響きました。

メルマガ読者の方も多くの方にご参加をいただきました。
本当にありがとうございました!

さて、今回は、地元の福島で、精神障がいの方と家族が、安心して生きて
いけるコミュニティづくりを目指して「Think ,Act ,Change!」にチャレンジ
されている第14期生の河見仁朗さんよりメッセージ&現場視察レポートを
いただきました!

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■■■■    塾生活動レポート
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■■     『 精神障がいの方と家族が、
□       安心して生きていけるコミュニティづくりを目指して 』
           
                         一新塾第14期   河見 仁朗

 私は現在、実家のある福島で家業を手伝いつつ、とある精神障がいの方が、
将来に希望を持てるような環境を整えるために動いています。具体的には、
就労と住まいの確保です。

 21歳の頃に初めて精神障がいの方と接し、その方を通じて様々な体験を
重ねていきました。時として病気が悪化して大変なときもありましたが、
その方の病状が次第に良くなっていくという何ものにも代え難い結果を得る
ことが出来ました。

 今から振り返れば、実戦形式で容赦なく鍛えられたのだと思いますし、
専門家 でなくとも貢献出来ることがあるのだなと実感しました。

  学生時代から一新塾のことを知ってはいましたが、14期(当時28歳)の
頃に入塾を決意するに至った直接の理由は、親しく付き合っている精神障がい者
のために、より価値的な何かが出来ないかという思いからです。

 そうした理由で入塾し、ただただ自分の思い込みのままに飛び込んだ一新塾
という世界。そこで当時の私が漠然と期待し、かつ改めて凄いなと思ったことは、
メンバーの方々がそれぞれのミッションに向けて行動・共働している志の高さと、
切実に社会を良くしていきたいという熱い情熱です。

 そうした方々とのつながりを持てて切磋琢磨していけるのが、一新塾コミュニティ
の持つ最大の魅力ではないか、と私個人は勝手に思っています。

● 一新塾で得た糧をもとに、具体的に動いていること。

 今年の6月、14期時代に塾生の方から教わった「浦河べてるの家」に見学に
行きました。「浦河べてるの家」は精神保健福祉という分野ではトップクラス
に入るところで、とにかく精神障がいの方達が明るい!率直に言って圧倒され
ました。

 当事者同士が身近につながりを持っていることによる連帯感と安心感。
べてるのメンバーの共通認識となっている「安心して絶望できる」という強烈な
達観。また、当事者が起業をするという旺盛なチャレンジ精神。
 そうしたコミュニティをこの目で見た私は、まさに自分の一生が決まったと
思いました。

 べてるの家を見学して確信したことは、精神障がい者が安心して生きて
いけるコミュニティの形成は不可能ではない。当事者やその家族が肩身を
狭くしていることはない!
これが崩れることのない、私の原点でもあり悲願でもあります。

 冒頭でも触れましたが、現在は精神障がいの方のために、就労と住まいの
確保に向けて自分なりに動いている最中です。10月14日(日)には、
精神障がい者の就労支援の場として世界的に珍しいところとされる
「ハートピアきつれ川」に行って来ました。

 今後は当事者の住まいの確保(グループホーム)が課題となりますが、
確実に道を開いて行きたいものです。

●「私のミッション」を果たそうとする覚悟が定まったとき。

 一新塾で自然と叩き込まれた「私のミッション」というものが、ことさらに
気取ったり知識をひけらかすというものではなく、今では自分の中の血肉と
なっています。

 文字通り、少しでも暇さえあれば寝る間も惜しんで精神障がいの方達
のために何が出来るかを考え、勉強し、当事者と接していく。
自分のミッションを自覚している今、そうした日常は体力的には決して
楽ではありませんが精神的には何ら苦痛にならず、むしろ喜々として
挑んでいるという不思議な感覚に包まれています。

 こうした感覚は一新塾に入らなければ、未だに身に付かなかったかも
しれません。上手く説明出来ませんが、一新塾で自分自身を変える何かが
得られるということだけは自信を持って言えます。

 私は不思議な星のもとに生まれたようで、昔から不思議と心を病んで
いる方と親しくなります。どうやら終生この宿命から逃れようもなさそう
なので、性懲りもなく、諦めず、自分のミッションに挑んでいきます。

 


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