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        一新塾ニュース〜今のニッポンを変えろ!
        【第107号】 発行日:2003年10月9日
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【目次】
 ●草の根からの生活者維新レポート
     「人+学び=成長 ∴人生」〜横浜市会議員となって〜」
                       片桐紀子 氏(第9期生)
 ●市民からの行動のヒントをお伝えします!
   ・第13期説明会(10月7日、ほか)
   ・「政治の世界にビジネス感覚を活かしたら?」(10月9日)
   ・「ソーシャルアントレプレナーへの転身」(10月13日)
   ・「日本にチャータースクールを実現させる!」(10月14日)
   ・「衆院選とマニフェスト」(10月17日)
   ・「カナダ・ノバスコシア州廃棄物資源化戦略現場視察報告会」
                          (10月18日)
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皆さま、こんにちは。事務局の森嶋です。
まずはうれしいお知らせです。
2003年10月5日、一新塾第11期生から新しい議員がお二人誕生しました。
山中まさきさん(神奈川県愛川町議会議員)、山下ともやさん(愛知県小牧
市議会議員)です。山中さんは4位、山下さんは5位の得票数で上位での当
選です。おめでとうございます!
一新塾では、塾生の志を現実に結ぶためのお手伝いをさせていただいていま
す。新しいチャレンジへの支援です。NPO立ち上げ、社会起業、立候補、
転職など、受講期間中に人生の転機を迎える方は受講生の2割を超えています。
アメリカの大学で語学教師をされていた片桐紀子さん(9期生)は今年4月
の統一地方選挙で横浜市議会議員に立候補し、見事に当選を果たされました。
市議会議員として新しい挑戦を開始し、初めての一般質問を終えたばかりの
片桐さんから、メッセージをいただきました!   


 ■■
 ■■ 「人+学び=成長 ∴人生」〜横浜市会議員となって〜 
 

 
                            片桐紀子
                        (一新塾第9期生) 

「Getting old(歳をとる)ということと、Growing up(成長する)というこ
 とは違う。人は学ぶ姿勢がなくなってしまったときから老い始める。」


 自分の講義の中では、しばしばこう言っているのだが、そう考えると、
  私にとって今は毎日が、人との出会い+学び、そして成長の繰り返し
  のようで、幸せである。


●横浜市議会議員選挙に挑戦
 昨年、横浜市会議員選挙出馬のため、仕事を辞め、米国から帰国した。4月の
 投票日までの本格的な活動期間は2ヶ月間にも足りず、また、地盤・知名度・
 お金のない私が、この選挙戦を勝ち抜けたのは、志を同じくする同志の支援に
 他ならない。細かく助言して下さった先輩女性議員、情報交換のための会を企
 画運営して下さった方、朝まで政策ビラ作りをして下さった方、会社を休んで
 応援に来て下さった方、友人を引き連れてのポスティングや桃太郎をして下さっ
 た方々などは、皆一新塾を通して知り合った。事務局の方にも色々な面で応援
 していただいた。ここで出会った人たちは私の一生の宝だと思う。心から感謝
 している。

●初めての一般質問
 議員生活は非常に忙しい。議会、委員会、その他会議などでは、全12人の我
 が会派では、一人当たりの分担が多く、平日は忙しい。市会議員ではあるが、
 区ごとからの選出なので、区民の声・要望を行政へつなぐのも大切な仕事であ
 る。休日も、市や区主催の行事や式典への出席で、休みはないに等しい。
 この9月定例会では、改選後初めての一般質問という大役を任せられた。質問
 にあたっては様々なデータを集めて検討し原稿を作成したので、非常に勉強に
 なった。また自分への課題も、より明確になった。横浜を、本当の意味での国
 際都市にするため、私ならではの活動も加えていきたいと思う。10月には横
 浜が会長都市を務めるアジア太平洋都市間協力ネットワーク(シティネット)
 主催のフィリピン会議には参加・講演を予定しており、関係諸国の横浜への関
 心を高めたいと思っている。

●視野を広くもち
 政治の世界に限らず、視野を広くもち、相手の意見を聞き、必要な時には取り
 入れられるような心の余裕、柔軟性を持つことは非常に大切だ。人生、車と同
 じ。アクセルを踏んだり、時にはブレーキをかけたりしながら進んでいく。ハ
 ンドルの遊びが大きすぎたら舵取りはできないが、遊びが全くなくても思った
 方向には進まない。政治の世界でも同じだと思う。「ぶれない政治家」という
 言葉をよく聞くが、これは「信念を曲げない」ということであって、「人の意
 見を聞き入れない」ということではない。人の意見も聞き、必要であれば自分
 の計画を修正していくことも基本であるのだが、どうも勘違いしている方々が、
 政治の世界には多いような気がしてならない。

 この4月、私の仕事は変わったが、自分の生き方は変わらない。ゴールに向かっ
 て自分のペースで進んでいく。人との出会いへの感謝の気持ちと学びの姿勢を
 車につめ、適度のハンドルの遊びをもたせながら、これからも自分の人生の車
 を走らせていくつもりだ。

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